新築で注文住宅を建てる際、必ず悩むのが、和室を間取りに組み込むかどうか、です。
畳のある一軒家で育った人は、畳の有る部屋は一つは欲しいと言いますし、マンション育ちの人からしたら、のんびりできる空間に憧れもあります。
ただ、最近は和室無しの家も増えてきています。
勿論、予算や限られた空間の問題から諦める人も多いですが、その必要性と使い道に疑問を持つ人も多く、作って失敗したな・・・と後悔する声もチラホラ。
和室を作るメリットは
- 客間として使える
- 洗濯物などの一時的な物置きにも使える
- 第二のリビングとして使える
- 親との同居時、居室にできる
和室を作るデメリットは
- リビングの広さが減る
- 使い道がなく、物置になる
- コストが掛かる(値段が高い)
といったものです。
わたしとしては、おしゃれな空間を作る事が出来て、コストと空間に余裕があれば、作ったほうが良いかな、と思います。
後悔しない和室の作り方
長く和室を使いたいのなら、フォーマルな作りにするか、ぐっとモダンにするか、どちらかに寄せるべきです。
フォーマルにするのなら、板の間、押し入れは必ず作った方が良いですし、壁紙ではなく塗り壁にするべきでしょう。
窓には必ず障子があり、そうなると明るい南側でなければなりません。
照明も明るめのシーリングライトを選びましょう。
また、暖色系の暗いフロアライトも設置すると、リラックス出来てオススメです。
入口から入った瞬間、完全に古風な和風の部屋が広がる、そういう本物の空間を作れば、何百年たっても古臭くは感じないはずです。
もう一つ、逆にぐっとモダンに寄せる、実用的にする、という手も。
小さな家ではこちらがオススメです。
外国のジャポニズム住宅風に、リビングの一部を小上がりにして、畳敷きにする。
照明も和紙や竹を使ったシェードライトなど、ジャポニズム風の物にして、インテリアもこだわると、更に異国情緒あふれる空間になり、洋風なリビングとの一体感が出ます。
このどちらかに振ると、後悔しない和室を作る事が出来ますが、もし予算と空間に余裕がないのなら、和室を作るのはコストから考えて、全くオススメ出来ません。
諦めて、少しでも広いリビングを作ったほうが、豊かな生活を楽しめると思います。