エイジングを楽しむ住宅を建てる

時間と共に味が出る、そんなアンティーク住宅の建て方・育て方

新築住宅に和室はいる?必要性と使い道

f:id:ultratrail:20191008054244p:plain


新築で注文住宅を建てる際、必ず悩むのが、和室を間取りに組み込むかどうか、です。

畳のある一軒家で育った人は、畳の有る部屋は一つは欲しいと言いますし、マンション育ちの人からしたら、のんびりできる空間に憧れもあります。

 

ただ、最近は和室無しの家も増えてきています。

勿論、予算や限られた空間の問題から諦める人も多いですが、その必要性と使い道に疑問を持つ人も多く、作って失敗したな・・・と後悔する声もチラホラ。

 

和室を作るメリットは

  • 客間として使える
  • 洗濯物などの一時的な物置きにも使える
  • 第二のリビングとして使える
  • 親との同居時、居室にできる

 

和室を作るデメリットは

  • リビングの広さが減る
  • 使い道がなく、物置になる
  • コストが掛かる(値段が高い)

 

といったものです。

わたしとしては、おしゃれな空間を作る事が出来て、コストと空間に余裕があれば、作ったほうが良いかな、と思います。

 

後悔しない和室の作り方

長く和室を使いたいのなら、フォーマルな作りにするか、ぐっとモダンにするか、どちらかに寄せるべきです。

フォーマルにするのなら、板の間、押し入れは必ず作った方が良いですし、壁紙ではなく塗り壁にするべきでしょう。

窓には必ず障子があり、そうなると明るい南側でなければなりません。

照明も明るめのシーリングライトを選びましょう。

また、暖色系の暗いフロアライトも設置すると、リラックス出来てオススメです。

入口から入った瞬間、完全に古風な和風の部屋が広がる、そういう本物の空間を作れば、何百年たっても古臭くは感じないはずです。

 

もう一つ、逆にぐっとモダンに寄せる、実用的にする、という手も。

小さな家ではこちらがオススメです。

外国のジャポニズム住宅風に、リビングの一部を小上がりにして、畳敷きにする。

照明も和紙や竹を使ったシェードライトなど、ジャポニズム風の物にして、インテリアもこだわると、更に異国情緒あふれる空間になり、洋風なリビングとの一体感が出ます。



このどちらかに振ると、後悔しない和室を作る事が出来ますが、もし予算と空間に余裕がないのなら、和室を作るのはコストから考えて、全くオススメ出来ません。

諦めて、少しでも広いリビングを作ったほうが、豊かな生活を楽しめると思います。