エイジングを楽しむ住宅を建てる

時間と共に味が出る、そんなアンティーク住宅の建て方・育て方

時間と共に味が出る 失敗しない室内壁選び

室内壁の種類と選び方

室内壁は石膏ボードや合板を貼るのが普通です。

また。在来工法でとツーバイフォー工法のように、室内にも構造用合板を張ることで耐震性を飛躍的に上げる事も出来ます。

どちらにしてもそのままでは美観を損ねるので、仕上げ施工を行います。

現在は仕上げ方法は多岐にわたり、施主の好み通りの室内壁を作り上げることが出来ます。

 

仕上げの方には以下の種類があります。

 

壁紙

壁紙の種類

壁紙は最も一般的で、種類も国内のものだけで1000は軽く越えます。

価格も最も安く作ることができるので、非常に人気の仕上げ方です。

壁紙にするメリットは

  • コストパフォーマンスが高い
  • 室内側を防湿出来る
  • 施工のやり直し・リフォームが容易

 

デメリットは

  • 安っぽい
  • オリジナリティがない

といった事があげられます。

壁紙の選び方

注文住宅を建てる際、必ず施主が選べるものの一つが壁紙です。

どのメーカーも、名前こそ違えど松竹梅の3種類の価格帯の品揃えを持っています。

低価格品はアパートなどにも使われることの有るグレードで、かなり安っぽいです。

中価格帯になると種類も豊富になり、比較的見栄えもするものが増えてきます。

高価格帯のもの・・・もし室内壁の仕上げを壁紙にするならこの価格帯を選ぶべきだと思うのですが、理由として

  • 各メーカーの個性あふれる本気の作品が揃っている
  • キズに強い、汚れが落ちやすいなど、耐久性が圧倒的に高い物が多い
  • 家全体から考えるとコストにさほど差はない

といった理由からです。

最も身近なものの一つですから、これはコストを削るべきではないと思います。

ただ、いざ住んでみると、ほとんど差を感じないかもしれません。しかし、安い壁紙を選ぶと、どうしても「安っぽい」印象が出てしまいます。それは拭えません。

 

また、壁紙を選ぶなら、リビング以外は思い切って、それぞれ個性ある色、柄を選ぶとデザイン性のある部屋に仕上がります。

一番過ごす時間の多いリビングは、超高耐久の壁紙を選ぶのが良いでしょう。

子供のいたずらやペットの引っかきに耐えられる壁紙が、既に出てきています。

サンゲツ スーパー耐久性

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塗り壁

塗り壁は古来より世界中で行われてきた仕上げ方法ですが、しばらく壁紙に押され、シェアを落とし続けてきました。

しかし、近年その美しさから再度人気を集め、多様な商品が出てきています。

ただ、左官作業が入るので、壁材だけでなく、施工のコストも上がるので、注意が必要です。

 

壁の種類

塗り壁の主な種類は以下の通り。

  • 土・砂壁
  • 漆喰・西洋漆喰
  • 珪藻土

土壁・砂壁

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漆喰・西洋漆喰

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珪藻土

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室内の塗り壁には化学物質を多量に含む、有機系の塗り壁材はあまり使いません。

アレルギーの原因になる事を懸念するからです。

どの塗り材もそうですが立体的な表現が可能で、和洋どちらにも対応できる、素晴らしい仕上げです。

また、作家性の高い左官屋さんも多数存在し、圧倒的に美しい、独創的な塗り方をする方もいらっしゃいます。

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八丁の鏝絵

江戸期~明治には鏝絵と言われた芸術も盛んになり、腕を競い合いました。

 

塗り壁の選び方

土壁、砂壁は耐火性は高いのですが、その耐久性、防カビ性が低い為、近年選ばれなくなってきました。

じっさいのところ、ボロボロと取れないようにするに化学物質に頼っている塗り壁材も多いので、注意が必要です。

漆喰・西洋漆喰は美しい白色が永年続き、防カビ性も高いので、近年人気の壁材ですが、強アルカリ性なので、肌に触れるような場所の施工には、肌荒れなどのトラブルのもとになるので注意が必要です。

珪藻土は近年最も人気の塗り壁材ですが、自然素材の物はカビが生えやすい(というかほぼ生える)、カビが生えてにくいものは化学物質が入っている・・というパターンが多いので注意が必要です。

近年では、防カビ性を上げるために、漆喰と混ぜたものが出てきていますし、オススメです。

 

 

板壁

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板壁は無垢の板材を壁に貼るもので、アウトドアな山小屋風、ログハウス風の雰囲気をだすことができます。

腰壁といって、腰程度の高さまで貼る施工方法も人気です。

傷のつきやすい床側は板壁、上壁や天井は漆喰にする、といった施工もメリットが増え、オススメです。

 

レンガ・タイル・石材貼り

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レンガやタイル、石材を壁に貼るのは近年人気が出てきたコーディネートですが、コストが非常にかかり、また重くなるため耐震性も低下します。

しかしながら、キッチンのみや玄関のみ、リビングの壁一面のみ等、趣向を凝らすことで、美しい室内空間を作る事が出来るので、検討の余地はあります。

 

室内壁なオススメ

耐久性、調湿性、防カビ性などを考えると、漆喰がオススメです。

また、目立たない部分や二階のプライベート空間は、やはり機能性の優れた高品質な壁紙にすることで、長年使用出来て、エイジングを楽しめる空間を作る事が出来ると思います。